就職せず色々な仕事を経験すれば、自分のなりたい職業が見つかると思っていた…でも見つからない。
フリーター経験が長くなり、いざ就活をしようと思っても本当になりたい職業がないため、どうれば良いかわからないですよね。
でも、心配は不要です。
フリーターでなりたい職業がないのは当たり前のことです。
職業がないのは当たり前
夢がある人って、とてもかっこ良いイメージがあります。
目標に向かって努力している人の姿を傍から見ていると、生き生きしていて、人生がとても楽しそうに見えるものですよね。
それに比べて自分はといえば、やりたい仕事が見つからないまま何となくフリーターを続けている…
そんな自分を恥じたり、情けないと悲観的になる毎日。
でも、世の中には確固たる夢・目標を持っている人ってそんなに多いのでしょうか?
はっきり言って、星の数ほどある職業の中から「これだ!」と思える仕事を見つけられている人はほんの一握りです。
フリーターの立場からすると、何の迷いもなく就活ができる新卒を羨ましく思ってしまいますよね。
でもその新卒者にしたって、実際のところは「やりたい仕事」を見つけられないまま就活をしている人が大半なんです。「なりたい職業を見つけてから、それに向かって努力する」という考え方を、一度捨ててしまいましょう。
やりたい仕事を見つけられないのが当たり前なのでなりたい職業を最初から無理に決めてしまう必要はありません。
なりたい職業がないフリーターは稼げる仕事をしよう
現時点でやりたい仕事が決まっていないのなら、とりあえず稼げる仕事をしてみませんか?
「結局世の中はカネだよ」…なんて下世話なことを言うつもりはないですが、でもお金があって得することはあれど損をすることなんて何一つありません。
お金があればどんな事が可能になるでしょう。
まず、貯金ができますよね。
貯金があれば車や家などを購入でき、自分の生活を豊かにすることが可能です。
あるいは貯めたお金を自由に使えて、投資して更なる収入を得ることだってできます。
フリーターの年収はフルタイムで働いても150万円程度。正社員になれば年収300万円は固いです。
一年で100万円を貯金するとして、3年間正社員として頑張れば300万円も貯まります。
- 貯金額ゼロのフリーター
- 貯金額300万円の正社員
3年後の自分は、どちらになっていたいですか?
フリーターから就職できる安定した仕事はあるのか?
安定した仕事というと一番は公務員ですよね。その次に看護師・薬剤師など資格のある仕事ですよね。
では、資格を持っていないフリーターが就ける仕事とは何があるのか。
稼げと言われてもなれなきゃ意味がありませんよね。
インフラ系は強い
水・電気など生活に欠かせない職業は浮き沈みがありません。
お風呂に入ったり、飲み水、トイレを流す…どれも無くなったら困ってしまいますよね。
職業という観点なら、あまりスポットが当たっていない、ごみ収集などはどうでしょうか。こちらも生活に必要な仕事なので、なくなることはありません。
ハローワークでサクッと調べてみると結構出てきます。
資格といっても運転免許くらいですよね。土日休みの完全週休2日制で8~17の仕事ばかりです。
市町村が業務委託しているところがほとんどで、安定した仕事といえます。
根気よく続けられる人が求められるので、必ずしもこれ!とは言いませんが、探せばあるよって話です。
中小企業で世界に誇れる企業は多い
フリーターが就ける仕事で比較的大きな規模の企業もあります。
あまり日本では知られていませんが、世界でトップクラスのシェアを取っている企業が日本には何十社と存在しています。
知名度で大企業に負けてしまうため人材確保が上手くいかずに若手のフリーター・既卒を採用している会社もあります。
こういった会社は通常の求人サイトではなく、非公開での採用が一般的。より自社にあった人材を求めるため人材紹介会社を活用するケースが珍しくありません。
参考フリーター・既卒は人材紹介会社を使った就職が一番おすすめ
精密分野、世界トップシェアの企業なら安定した職と言えるでしょう。
成長業界を狙うのも一つの手
安定した仕事と言いますが、これから爆発的に増えている業界がIT・インターネット分野です。
2017年では、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」のサイトを作り直すための求人で年収550万~2000万円という高額な給与を提示した求人で話題になっていました。
- クラウドシステム
- ビッグデータの活用
- AI(人工知能)
- IoT
など、ネット分野では1年で大きく変革していきます。
今では当たり前のように使っているスマホも2007年に初代iPhoneが発表。たった10年しかたっていないわけですよ。
変化の多い業界だからこそ、人材が常に求められる業種です。
仕事は安定しており、これからどんどん増えていくのですが、働き手も常に新しい知識を身につけなければいけません。
今後5~10年は伸び続ける点を考えるとフリーターが就職し、成功できる可能性が高いと言えます。
どの職業が良いかわからない人は、フリーター専門の人材紹介会社で聞くと教えてくれます。
やりたいことは発見できる
2011年の大震災によって仕事に対する価値観は変わったか?というアンケート調査が実施されました。
参考3・11 大震災が変えた「仕事」と「生き方」、400人の真実
この調査によると、約40%の人が「仕事の価値観が変わった」と回答しています。
その中で
- 「家族との時間を大切にしたい」が52.2%
- 「人の役に立つ仕事がしたい」が42.7%
- 「仕事第一の生活を見直したいと思うようになった」が24.2%
と価値観に変化がありました。
一方、「仕事で何を重視するか」というアンケートの結果は震災前・後に関わらず「給与を重視する」が1位でした。
状況に関わらず「給与」というのは仕事をするにあたって何より重要な部分なのです。
それとは逆に「仕事の価値観や人生観」というのは、環境や状況によって変わるもの。価値観や人生観が変われば、夢・目標・やりたい仕事も変わってきます。
現時点でやりたい仕事が決まっていないのなら、まずは「給与」に重点を置いて就活すれば良いです。
正社員として働いているうちに価値観や人生観が変わっていき、やりたいことが発見できるようになります。
やりたいことが見つかったとき「貯金」があれば、それが行動力につながります。
消去法で職業を選ぶ
では、数ある職業の中でどれを選べばいいのか?
その決め方でおすすめの方法があります。
まずは紙とペンを用意してください。
そしてその紙に、自分の本音を書いていきましょう。
- とにかく楽をしたい
- 体力に自信がないからオフィスワークが良い
- 土日は休みたい
このように、とにかく何でも良いので頭のなかにある願望を書き出していってください。
次に、書き出したワードの中から仕事に関するものにチェックをつけてまとめていきます。
例えばオフィスワークというワードなら、IT系・事務系の職種。土日休みたいのなら接客業はNGだという事が分かってきますよね。
そして「とにかく楽をしたい」などのように、現実離れしているワードはどんどん消していきましょう。
このように、書き出したものから消去法で選んでいけば、今までボヤけていたものを具体的に絞ることができます。
この方法なら、今まで考えもしなかったような「やりたい仕事」が見つかる可能性がありますよ。
参考やりたい仕事が見つからないフリーターの就職先を見つける方法
まとめ
- フリーターはやりたい仕事なんてなくて当たり前
- やりたい仕事がないなら稼げる仕事をしよう
やりたいことは後から発見できます。正社員として働きだしてから世界が広がります。
やりたいことなんてどんどん変わっていくので、まずは稼ぐために就職しておきましょう。