失業保険と聞くと正社員が失業した時に申請してもらえるものと思われがちですが、フリーターもちゃんと手順を踏んで申請すれば受給することができます。
ただ、一定の申請条件があるため注意が必要です。実際に申請した経験も踏まえて紹介していきます。
失業保険とは
失業保険の正式名称は雇用保険の基本手当と言います。
ハローワークでは再就職を目的として支給していると記載がありました。
雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです。
失業給付、雇用手当、失業保険と様々な言い回しがありますが、基本的にどれも同じものだと考えてください。
失業保険をもらうための前提条件とは
失業保険をもらうための前提条件は
- 雇用保険に加入している
- 離職認定を受けられる
の2つです。
雇用保険に関しては週20時間以上働いている人なら加入しているはずです。手続き不要で事業所が勝手にやってくれます。一方、離職認定は、退職した際に離職票を会社からもらい、ハローワークにて手続きを行うことをいいます。
【要注意】失業保険を受けれない事例
もらえる話よりも失業保険を受けられない事例について紹介します。
失業保険をもらえる条件を満たしていても、ハローワークの認定する失業状態でない場合は受給資格になりません。
- 積極的に就職しようとする意思があること
- いつでも就職できる能力(健康状態・家庭環境など)があること
- 積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業についていないこと。
この3点がポイントとなります。
もしこれらの隠して不正受給した場合は、支給された金額の2倍に相当する金額を納付する「納付命令」を課されます。(こちらは失業保険の説明会でも、念押しされて説明されました。)
これから受ける方は事前に知っておいてください。
フリーターのもらえる失業保険はいくら?
失業保険には休日数と金額が決まっています。
失業保険の支給額
金額の計算方法は、離職する直前の6ヶ月間の金額で計算します。
『支給額÷180=賃金日額』
この賃金日額に合わせて基本手当日額が決まります。
基本手当日額が決まれば、失業認定日から次回認定日までの求職活動期間に合わせて支給されます。
例
- 賃金日額:4000円
- 求職活動期間:28日
4000×28=112,000。なので112,000円支給されます。
所定給付日数ですが、自己都合の退職の場合は10年未満で90日です。(会社都合の場合は若干伸びます)
退職したフリーターは再就職手当を活用しよう
もったいないから全額もらおうと考える方もいるかもしれませんが、失業保険を申請し早期就職した場合には再就職手当をもらえるメリットがあります。
再就職手当とは、早期の就職を促進するための制度で基本手当の支給日数に応じて細田70%ノ金額を給付する仕組みのことです。
ハローワークが支給する就職お祝い金のようなイメージです。
退職をしたらできるだけ早くハローワークに行った方が良いわけですね。
再就職手当の条件として「ハローワークまたは届出のある職業紹介事業者の紹介により就職する」という項目があるので就職サイトには注意しなければなりません。
当サイトでは厚生労働大臣の許可を受けた無料職業紹介事業者就職サービスを中心に比較しランキングにしています。利用する際の参考にしてください。
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今すぐハローワークに申請を
失業保険は失業したらすぐにもらえるものではありません。
一定期間の待機、説明などを受けてから給付を開始されるので離職票をもらったら出来るだけ早く申請しなければなりませんん。
どう手続きをするのか。どのくらいの給付金があるの。と疑問もあるかもしれませんが、全てハローワークの職員が教えてくれます。
これ以上、情報を探しても始まらないので、まずは最寄りのハローワークに行ってみてくださいね。
次のページでは実際にもらうまでの流れを詳しく解説しています。(体験談です)