「就活が上手くいかない!」
周りの仲間が内定を出ているのに自分には内定がない。なかなか上手くいっていない。
ハローワークでの利用を勧められたけど、ハローワークの就活ってどうなんだろう?と考えていることでしょう。
実は、新卒でもハローワークは使えます!しかし、いくつか注意すべき点があります。
そこで今回は、新卒者、第二新卒者向けにハローワークが実際に使えるサービスや注意すべき点を体験談を踏まえて紹介していきます。
ハローワークは新卒でも利用可能
新卒者にとってはハローワークで仕事を探すという選択肢はあまりないかもしれません。
新卒者でもハローワークの利用は可能です。ジョブカードという全国のハローワークで使えるこのカードを発行すればOK。発行する際に住所・名前を記入するだけでお金はかかりません。
一般のハローワークと新卒向けハローワークの違い
ハローワークには一般の失業者・求職者向けの『ハローワーク』と若者に特化した『新卒応援ハローワーク』『わかものハローワーク』があります。
扱っている求人は同じですが、利用できるサービスに差があります。
ハローワーク | 新卒向けハローワーク | |
求人検索 | ◎ | ◎ |
応募 | ◎ | ◎ |
職業適性検査 | × | ◎ |
書類添削 | △ | ◎ |
選考対策 | × | ◎ |
カウセリング | × | ◎ |
利用料 | 無料 予約不要 |
無料 予約不要 |
簡単に表で比較しましたが、かなり差がありますよね。
実際に僕が新卒・フリーター時代にどちらも行ったことがあるので体験してきています。
ここからは、一般のハローワークのメリット・デメリットを解説し、新卒応援ハローワークについて解説を進めていきます。
早く新卒応援ハローワークについて知りたい方はこちらをタップしてください。
ハローワークのメリット
アポイントメントはハローワークから企業に電話してくれます。
ということは、応募が可能であれば書類選考であれば求職者は応募したい企業に書類を送るだけです。
書類選考に通過すれば、次は面接の日程を決める連絡が企業から入ります。
「面接であれば◯日の何時に書類持参で来てください」といった流れです。合わせて動けば良いのです。
ハローワークが間に入ってくれるので、自分でなかなか行動できない人にとっては良いサービスですよね。
一度ハローワークから連絡を取ってくれれば、その次の段取りは自分で行動しやすいですからね。
ただし、ハローワークでは気をつけた方が良いこともあるのでご紹介していきます。
ハローワークでの求人探しで注意すべき点
- 待遇面で求人票と異なる場合がある(残業少なめ→実際は残業が多いとか)
- 即戦力を求めている(新卒採用は行っているものの実は即戦力重視)
- 失業者が職を求めにやってくるので雰囲気が暗い
- 職員の質が低い(非正規職員が多く知識が乏しい)
- 自分にマッチングしている企業を探すのが困難(職員も適当なので、求職者が応募したいと言った企業に応募が可能か電話するだけの事務的作業)
たくさん気をつけた方が良いことがあります。特に「待遇面で求人と異なる場合がある」っておかしいですよね。詐欺かよ!って言いたくなりますよね。細かく解説していきましょう。
なぜ待遇面で求人票と異なる場合があるか?
残業少なめで休日は多いなど求職者に魅力があるようにみせかけ、事実とは異っていてもそれを取り締まる法律がまだ無いようです。
学歴・経験不問 未経験者歓迎!
実はこれ、応募者の門戸を広げるためだけの謳い文句なだけです。
企業がハローワークへ求人を出すのは無料です。転職サイト等へ求人を出す場合は企業が掲載代金を負担をしなければなりません。
しかもハローワークの求人は何回掲出しても無料なので、企業からしたらそのうちバリバリの即戦力が応募してきてくれるかもしれないと踏んでいるのでしょう。
学歴・経験不問 未経験者歓迎といった求人を見たらよくその企業を調べた方が良いです。
ハローワークの雰囲気が暗い
通常のハローワークというのは年齢層が高め。なかなか20代の若者がハローワークに通っているのを目にしません。中高年の職を失った方々が職を求めにやってくるのと、職員の愛想もあまりよくありません。
これでは今から正社員になりたいと意気込んでいる若い人たちにとってはモチベーションが低下してしまいそうです。
ハローワークの職員の質が低い
ハローワークで働く職員の多くは、非正規社員が多いです。
ハローワークに足を運ぶ人は多いにも関わらず、職員が減らされているようで知識や経験が豊富な職員が少なくなっているのが現状です。
これは僕の体験談ですが、求人に対して質問を投げかけても、曖昧な返答しか返ってこないことがありました…。
例えば、「未経験で応募されている方はどのくらいいるのか?」と聞いてみましたが、「いろんな人が応募してくるから一概には言えない」と返答。
そのいろんな人を知りたいんだけどね…苦笑。
2017年8月には、こんなニュースもありましたね。
静岡市の公共職業安定所(ハローワーク)で、上司の50代男性からパワハラを受け一時休職を余儀なくされたとして、非常勤職員の40代女性が10日、国と男性に慰謝料など計約630万円の損害賠償を求め、静岡地裁に提訴した。
参考産経ニュース
全国のハローワークで…とは言いませんが、管理体制がしっかりしていないところってどうなの?と思いますよね。
マッチングしている企業を探すのが困難
通常のハローワークは職業適性診断など、就職に関する悩みを相談する窓口はありません。
求職者は求人検索をし応募したい企業を探しますが、それが自分にマッチングしている企業なのか?
窓口の職員はそこまで干渉してくれません。
職員「〇〇の求人には◯人応募されてますけど、応募の電話をかけてもいいですか?」
僕「…お願いします。」
と言った流れで、自分が良さそうと思った求人は実は向いていなかったということもあるので気を付けましょう。
ここまで読むと「あぁ、新卒だとハローワークは使えないな…」と思われるかもしれません。
しかし、新卒者や若者向けのハローワークもあるんです。そこでは通常のハローワークとは違い、様々なサービスを無料で行っています。
新卒者、若者向けのハローワーク
新卒者、若者向けのハローワークの名称は新卒応援ハローワークと呼ばれています。
全国で展開しており、大学院・短大・高専・専門学校などの学生や、これらの学校を創業した方を対象に、サービスを行っています。もちろん、在学中でも対応してもらいました。
実際に愛知県の愛知新卒応援ハローワークのヤングジョブ愛知に行っていました。
新卒応援ハローワークの内容
このハローワークでは、個別に専任の相談員がつき、書類添削、面接対策など親身に相談に乗ってくれます。
新卒応援ハローワークと愛知若者ハローワークの2つの窓口があるので、受付でどちらか希望し入室しましょう。
初めてのハローワーク利用ならジョブカードを作成してもらます。
初めて利用する際に担当者から名刺がもらえるので、その人をご指名して相談ができます。
2回目以降利用する際は、受付でジョブカードを提出すると「担当者はいらっしゃいますか?」と聞かれますので、1回目でしっかり相談にのってもらえたなら指名しておきましょう。
ヤングジョブ愛知でできること
ここからは、地域によって異なるかもしれないので、新卒応援ハローワーク「ヤングジョブ愛知」で利用できるサービスについて紹介していきます。
適性診断と診断後の相談
適性診断では、専用のPCからいくつかの質問に答え、その人の性格などからマッチングした職種を導き出してくれます。
おおよそ30~40分で実施できるキャリアガイダンス・システムというもので、適性診断、適性と職業との照合、職業情報の検索ができるようなシステムを使っています。
どうも自己分析が上手くいかない、自分の適性がわからない人にはオススメですね。
この適性診断が終わったら、相談コーナーにて、適性診断の結果からどういった職業に合っているのか?などをお話しできます。
僕はこの適性診断を受けた際に『起業に向いている』と診断が出た時に「親の一日中働く姿を見て、働かなくて良いなら働かない方が良いと思っています。(家族も大事にたいから)だから、起業したい!」とハッキリ答えました。(今思うとブッとんだ考え方だったような…)
就活について相談する場なのに、『起業なら週末企業ができるから今すぐやるべきだよ。小さい目標を一つ一つクリアしていくと良いよ。』と就活以外のことも真剣に話してくれました。
「起業 or 就職と考えないで今すぐ小さく始めなさい。」というメッセージに救われてなのか、就活に打ち込めるようになりました。
考えを全く否定されることなく本当に親身になって相談に乗ってくれます。モヤモヤしていることがあるなら、相談はおすすめです。
就活セミナー
就職活動の基本、面接対策など就職活動に役立つセミナーを開催しています。
事前予約が必要となりますが、良いサービスをしています。
実際にやっているセミナーの例
- つかむぞ内定!就活セミナー
- 就活準備サポート講座〜今、この時期にやるべきこと〜
- 大学生等就職応戦見に面接会(予約不要)
- 就職活動基礎力UP講座
- 職務経歴書作成セミナー〜作ってみよう!自己PR〜
- 社会人のための面接速戦講座
- 面接実践セミナー
- 就職面接会
- 就活のための自己分析
- 就活のためのメンタルサポート
実際に企業を招いて魅力を発信するセミナーも実施しています。
大学などでも、面接の練習などもありますよね。
実践レベルでやるなら知らない人が集まってやる方が実用的ではないでしょうか。
心理カウンセリング
就活を続けていると心理的にも不安なども抱えてます。
書類審査、面接で落とされ続ければ「自分は価値がない」と考えてしまい就活に対するモチベーションも下がってしまいます。
そんな方に向けて、個別で臨床心理士による個別カウンセリングを受けることができます。
- 「就職活動に自信がない」といった就活の悩み
- 「職場の人間関係に不安がある」といった仕事に対する不安
- 「過去の経験がトラウマになって就職への気持ちが向かない」などの心身のトラウマ
こういった悩みを持っているなら心から解決するカウンセリングを受けると良いですね。
新卒応援ハローワークでは、20代の参加者がほとんどです。
他の参加者の就職活動の状況や対策など直接話が聞ける良い機会になり、就職に対するモチベーションもあがりました。
まとめ
新卒や第二新卒でハローワークを使う場合は、新卒応援ハローワークを使うようにしましょう。
就職活動で上手くいかないと「とにかく就職をしたい」という思いしているかと思います。入社して1週間で辞めてしまうケースもあります。やはり、企業とのマッチングが大切。
ハローワークの求人はデメリットが大きいので、新卒応援ハロワークにて補助的に面接対策、自己分析、適性診断など、自分とのマッチングを調べるために活用してしっかりとした求人サイトからの応募の方が安心できるのではないでしょう。
新卒者は非公開説明会や求人を狙おう
まだ内定がもらえていない新卒の方は、自分から応募するだけでなく企業からのスカウトも使うとよいです。
とくにおすすめしたいのが『キミスカ』です。
キミスカでインターン経験・就活状況を人事にシェアしてスカウトを獲得!
キミスカは1社の選考試験を受けると複数の会社からスカウトをもらえる新卒者向けのスカウト型就活サービスです。
希望すれば就職コンサルタントが自己分析からES添削、面接対策まで徹底サポートを受けることができます。新卒のプロです。ハローワークで教えてもらえる内容よりも実践的ではないでしょうか。
キミスカのメリット
- 社会人データを利用した適性診断あり
- キミスカ限定の非公開説明会・求人あり
- 選考状況開示で2次選考までパスできる可能性あり
- 人事経験のある就職コンサルタントが人事目線でアドバイス
新卒採用の現場から近い人に聞くのが一番です。
登録は無料。いち早く就職活動を終わらせたい!と思う方はぜひ活用してみてください。
そして、もう一つ登録しておきたいのが『Meets Company』
えっ?二つも必要なのかよ!って思うかも知れませんが、必要なんですよ、これが。マイナビとリクナビ登録してるよね?それくらい重要。
Meets Companyは、内定のない学生も、内定確保済みの学生も利用OKのイベント型の就職マッチングサービスです。
全国開催の参加無料ですが、申込先着50名と人数限定しています。
Meets Companyの特徴は
- 社長や採用権のある方が来る
- 成長産業の超優良企業が参加している
- 1枚の履歴書で8社の企業の選考を受けられる
ちなみに8社の企業のPRタイムは5分。座談会1社15分と超効率的な就活。
イベント参加が目的なのでどの企業が参加するか知らないですよね。なので、志望動機不要です。なのに、ショートカットして短期内定が獲得できます。
さらに一人ひとりにリクルーターがついて就活をサポートしてくれると至れり尽くせりのサービスです。
ちなみに2017年は62,000名以上が内定を獲得しています。
就活中の学生は参加しないと他の就活生に差をつけられますよ。(当時はなかったので本当に羨ましい。。。)
先着50名までなので今すぐエントリーしておきましょう。