既卒・フリーターの就活では、企業選びにもコツがあります。
これから就職しようと考えたとき、どのような基準で企業を探しますか?
- 人気のある企業
- 誰もが知っている大企業
- 安定している企業
良い企業に入りたいですよね。しかし、この基準で就活を進めていくと何十社受けても落ちてしまいます。フリーターはお断り、応募資格なしというところもあります。
これではいつまでも正社員になれないですよね…。そこで、今回は既卒・フリーターの応募する企業選びのポイントを紹介します。
人気のある会社は受かりにくい
新卒至上主義。採用は新卒、もしくは中途採用で経験者を採用する。
これが人気のある企業の採用の方法です。
なぜか?
何もしなくても人材が集まるからです。
人気のある企業に転職したいと考える人は多くいます。新卒で入れなかった人、縁あってその企業への転職を考える人などです。
人気のある会社、特に体力のある大企業では優秀な人材を求めるためフリーターは経験値的に門前払い。応募資格はないところが多く存在します。
大企業は不利
古い体質の会社の場合は、採用を決定する役員の年齢も高齢化しています。
バブルを経験している役員や社長であれば、「フリーター=責任感がない」と思っている人が多いため、フリーターの採用を避ける傾向があります。
一方で、ベンチャー企業や設立して間もない若い会社は、40代の社長、役員も多く日本の長引く不況を経験しています。仕方なしにフリーターをやっていることを理解している方も多く若手を育てようと意気込む会社も増えているため理解ある会社への道はあります。
会社の安定性も大切かもしれません。しかし、みんなが知らないような中小企業の方がフリーターにチャンスがあり、高待遇な場合があります。
大企業だから安定しているの?
「大企業だから安定している」時代は終わりました。
企業体質もあるかと思いますが、度々ニュースでも取り上げられていますよね。
三菱:三菱自不正、軽4車種以外でも燃費データ不正取得 益子会長が会見で謝罪
シャープ:シャープ最終赤字3000億円に拡大
ベネッセ:ベネッセHDが同日発表した2016年3月期の連結決算は、最終損益が82億円の赤字
有名な会社ですよね。
三菱なんてこれから損害額が膨れ上がるのでリストラもありえます。
大企業でも難しい時代です。大企業から安全とは限りませんよ。
今伸びている業界で経験を積む
じゃあ、どうすれば良いのか?といえば、自分に力をつけていくしかありません。
その会社で一生を過ごす可能性も低いなら転職する可能性も0ではないので、本当の意味で手に職をつけていかなければなりません。
おすすめしたいのが今伸びている業界で経験を積むことです。
フリーターでも積極的に採用している業界はあります。
2020年には東京オリンピックが開催されるため、数年は人手不足で採用されやすい時代になるでしょう。
少子高齢化社会です。医療・介護の不足はすでに起きていることですし、建築業も若手が不足しています。進展の早いIT業界も技術進歩による需要拡大に対応出来る人材が不足しています。
5年~10年を見越しても0から専門家になれる職種は多く、フリーターにも大いにチャンスはあります。
中小企業でも良い会社がどれかわからない
で、どの企業が良いの?
実際のところ、ここですよね。良い企業なんてわからないんですよ。
とりあえず、名前を知っている企業のほうが安心感があるし、人気のある職種や企業だとなんとなく安定性もありそうと考えてしまうものです。
見向きもされない中小企業も同様に魅力を伝えきれていないため、新卒採用で人材を確保できないなんてことが起こります。優良企業なのに人材は確保できない。こまったものですよね。
だから、みんなが見向きもしないような中小企業に優良企業が隠れている。でも、見つけられない。もったいないですよね。
そこで優良企業が使っているのが人材紹介会社です。
人材紹介会社とは、求職者にニーズにあった求人、企業に求めている人材を紹介する会社のことです。
現在は、職歴のない既卒やフリーターに特化した人材紹介会社が増えています。
人材紹介会社側もブラック体質の企業を排除しており、良い会社に入社したい求職者に取っても、自社にマッチした人材を確保したい企業に取ってもメリットのあるサービスになっています。
これから5年以上経験を積める企業への就職を狙っているなら、登録をしてみると良いかもしれません。すでにブラック企業が排除されているとなれば企業選びで失敗することはないですからね。
まとめ
- 既卒・フリーターは大企業ではなく隠れた優良企業を狙え!
- 大企業でも倒産する可能性はあり!経験を積める業界を狙え!
- 人材が不足してる業界は受かりやすい
- ブラック企業を排除している人材紹介会社を活用しよう!
ハローワークやリクナビNEXTを活用して求人を探すことも可能ですが、ブラック企業も多いのでぼくはおすすめしていません。(求人を見るには良いのですが)
有利に進めていくためにも受かりやすい企業に応募していきましょう。