書類選考を通過すると次は面接です。人を目の前にするため緊張してしまいます。でも、ある程度の緊張感は真剣さの表れ。人柄としては印象が良いので問題ありません。
面接は30分から長くても1時間。この短い時間で正社員になれるか決まります。面接では、企業にマッチした人材を探すために、ある程度定番の質問と流れが用意されています。
面接の基本を理解し、求められている回答、心構えを準備して挑みましょう。
面接の流れ
最初に面接の定番の流れを見ていきましょう。
- 入室し、面接開始
- 自己紹介
- 職務経験、志望動機
- 自己PR
- 正社員になろうと思った理由
- (定番以外の質問)
- 「他に何か質問はありますか?」
ほぼ、この流れになるかと思います。
通常、開始5分程度で、自己紹介から職務経験、志望動機、自己PR、正社員になろうと思った理由まで話が進んでいきます。
ここでは、履歴書、職務経歴書の信ぴょう性があるかを確認しています。書類から気になっている部分、確認したいことなどを質問し、本当に自社に合っているのか?を見極めていきます。
定番以外では、会社によってキャリアプランや仕事観など幅広い質問をしてきます。
よく最後の質問で「何か質問はありますか?」と聞いてきます。この質問は、入社意欲を確認するためのものです。入社をしたいなら何か聞くはずと考えています。
回答例:仮に入社できるとしたら自己啓発としてどんな勉強すればいいのでしょうか。
面接を行う理由
少し面接を行う理由を採用側の視点でお話ししましょう。
まず、企業が採用活動をする理由は、たった一つ。
会社の成長のために必要な「投資」
採用に失敗すると何億円と損をしてしまいます。ダメな社員を雇ってしまったら安易に解雇はできません。さらに、元からいる社員とトラブルが起きてしまうことも避けたい。
だから、「優秀な人材がほしい。」これが企業の本音です。
そのため、履歴書や職務経歴書では伝わらないあなたの人柄や印象・雰囲気を面接では見ています。「過去の経験談や成果」や「自覚している強み」を聞き自社の社風に合うのか、どんな働き方ができるのかを想像しています。
フリーターが面接で聞かれること
実は、フリーターへの懸念は、職歴が浅いことではありません。
ゆとり世代とも言われていますが、働くことに対しての責任感や忍耐力、労働意欲が採用を判断する傾向になっています。
こういった懸念を払拭するために以下のような質問をする場合があります。
- 休日にお客様から連絡があったらどうしますか?
- 納期に間に合わない場合はどうしますか?
- いつでもいいと言われた仕事はどのうように処理しますか?
どれも仕事での責任感を、忍耐力を聞くものです。仕事でトラブルは必ず起きます。
フリーターの立場と正社員の立場ではどう答えるでしょうか。
語尾は強く、ハキハキ話す
フリーターの面接で一つ注意しておきたいことは語尾と話し方です。
職歴が浅いフリーターは、どうしても弱気になりがちです。語尾も「出来ると思います。」「~かもしれません。」と弱気な表現を無意識に使う可能性があります。
20代の面接では、自信のある元気な人材の方が採用される可能性が高いです。
これから面接に向けて論理歴にまとめて、話をする力をつけていくには時間がかかってしまいます。やり方としては紙に書いたり、新聞や本を読むなど、時間が必要です。
その力は採用されてからいくらでも身につけることができます。
採用の現場では、迷ったら性格で採用します。人柄で採用するってやつです。日頃から意識をして面接でもハキハキ話せるようにしておきましょう。
最後の5分ですべてが決まる
面接では最後の5分で採用をするかを決めます。
「何か質問ありませんか」
この答えに対して、「特にありません」では本当に入社したいのか疑いを持たれてしまいます。
これから自分が働く姿を想像したら、どこか課題が見えてきませんでしたか?
入るなら優秀な社員になりたい!という姿勢を見せるようにしましょう。
- 御社で働く上で取得した方が良い資格はどんなものがあるのでしょうか。
- 御社の教育プログラムへの参加は自己申告で可能でしょうか。(向上心を示す)
- 良い店長の条件とはなんでしょうか。(店長職募集の場合)
仕事内容で向上できることや会社状況についての質問にとどめておきましょう。
まとめ
面接とは自分という商品を面接官に売り込むものです。
わたしという人材は企業にとって最適な人材である。そして売り込むときも自信を持って勧めなければいけません。
一緒に働きたいと思えたら、正社員への道が開けます。
最後の難関です。頑張ってくださいね。