アルバイト先で正社員になれる人、正社員に転職できた人もいれば、そのままフリーターとして生きて行く決意をした人もいるでしょう。
20代のフリーターならとりあえず生活できているし、この先の人生なんて想像できない。そんな人が多いかと思います。
数年前から正社員ではなくフリーターや派遣で生計を立てている人が増えてきました。実際、僕のアルバイト先の先輩2名も30代を超えても派遣やアルバイトとして働いていました。
でも、その30代以降もフリーターを続けた先輩方には悲惨な将来が待っていました。
これからフリーターのなれのはて。フリーターの末路についてお伝えしていきます。
20代でアルバイト生活から抜け出せない
アルバイトも長くなると仕事を任されたり、やりがいを見つけて楽しく過ごせるものです。
正社員よりも仕事ができる。みんなは自分を信頼してくれている。
とにかく居心地が良い。
そろそろ、正社員になるかと考えても…年齢が高くなれば、フリーターから正社員への就職は厳しくなります。
参考フリーターは何歳まで?正社員就職の限界/就活のタイムリミット
何となく就職しても、バイトの方が楽しかったなぁ…とアルバイト戻りする先輩フリーターは何人もいました。
でも、バイト先の店長の異動で店舗方針が変わりました。楽しい職場の雰囲気も一変。これまでフルシフトで入っていた先輩も『使いにくお局』として扱われるようになりました。
その先輩は33歳を超え。特に資格も持っていなかった為にバイトを抜け出せず嫌々働き続けていました。
32歳で体の不調。病気により退職へ
もう一人の先輩はパチンコ店で出会った先輩でした。
僕が正社員を辞めてフリーターに戻った時にお世話になりました。その先輩は教育担当をしてもらいお店で働くルールを手取り足とり教えてもらいました。
パチンコ店なので時給も高く働く時間もフルシフトだったので正社員として働く程度の収入がもらえました。
その先輩は派遣として働いていましたが、腰痛で1週間ほど休み。その後、復帰するも椎間板ヘルニアになり1ヶ月ほど休み。その後退職しました。
7年ほど派遣でそのお店で働いていましたが、退職金はありません。店舗としても病気で働けないなら辞めてもらうしかない。とシビアな対応でした。
中年フリーターの末路は悲惨
最近では、35歳以降の非正規雇用のことを中年フリーターと呼ぶようになりました。
就職したくてもできない中年フリーターが全国に273万人います。(2015年調べ)
「地元で面接受けられる会社はすべて行ってしまっていたので、事実上、就職できなくなった。車の免許を持っていないので、遠くに行くこともできない」
「今怖いのは、親が急に死ぬこと。公営住宅では配偶者であればそのまま住めますが、子どもが単身になると生活保護受給者や障害者以外は退去を求められる。もしそうなった場合は貯金をすべてはたいて、安い住宅でも買わないとやっていけなくなるかもしれない」
(東洋経済)
今の40代フリーターは就職氷河期と呼ばれる時代でリーマンショック時代よりも就職しにくい状況。リーターが増え、非正規雇用として派遣社員が生まれました。
結果として、現在の35歳以降の非正規雇用(中年フリーター)問題が表面化してきているかと思います。
派遣切りについての報道もたびたび出てきていますが、新卒時に就職できなかったフリーターや派遣社員が切られたのではないかと思います。
これまで非正規雇用で生活を続けてきた方は、契約切りの恐怖しかありません。
参考30代・40代のフリーターから正社員になるにはどうすれば良いのか?
ダブルワークをする中年フリーター
最近、家族でファミレスに行って気づいたことですが、同じ店員が別のファミレスで働いているおじさんに出会いました。
顔が似ているなーと思いネームプレートを確認。再度別のファミレスに行った際に確認したら同じ名前でした。40代くらいの男性で働いている時間帯も地域もバラバラ。
ファミレスAでは、夜22時くらいで見かけ、ファミレスBでは、早朝7時に見かけました。
40代になってもダブルワークで働き続ける将来にゾッとしませんか?
将来ダブルワークをしたくなければ20代で就職をしておくべき
中年フリータは年々増えていますし、貧富の格差もこれからどんどん拡大して行くと思います。
30代はまだギリギリ生活出来ます。まだまだ体力もあるし、無理もできます。頑張れば就職も可能です。
しかし、30代後半から厳しくなっていきます。
- 年齢的に就職が厳しい→中年フリーターへ
- 親の病気・死別で生活が一変する
- 年金がもらえない可能性がある
- ローンが組めない
- 生活保護が減額された
- …etc
問題は一つではありません。複数起きるかもしれません。
不確実な将来に向けて今準備しておくべきです。
フリーターで逆転しやすいのは20代です。
何も取り柄がなかったとしても若さが売りです。企業としても採用しやすく業種の幅も広がります。1度目の会社が合わなかったとしても早くから職業経験を積んでいる方が転職しやすいです。
一つのラインとして28歳を超えると求人数がガクッと落ちると言われています。
これまでフリーターで就職のことを考えていなかった方も安心してください。今は20代の若者向けに就職支援サービスを提供している会社が増えています。
もし、本気で正社員を目指すなら人材紹介会社がおすすめです。
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参考フリーター・既卒は人材紹介会社を使った就職が一番おすすめ
一番のポイントはしっかり育ててくれる企業を選定してくれるところです。
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実績 | カウンセリング実績11万人人以上、書類審査通過率91.4%、内定率80.4% |
あまり想像したくないフリーター・ニートの悲惨な末路5選
まだまだフリーターの悲惨な状況はあります。
僕の聞いた話、見てきたことをお伝えしていきます。
親の病気・死別で生活が一変する
経済的に裕福な家庭で育ち親もまだまだ現役。アルバイト生活を理解してくれている親もいます。
経済的に援助をしてもらえるので、家賃、光熱費は必要なし。アルバイト代は好きなように使える。
しかし、親の病気・死別で事態は一変します。
これまで経済的な支援が当たり前と思っていたこともなくなります。実際は精神的な支えがなくなったことが大きい。困るのは介護です。体力も必要。施設に入れるにもお金が必要。
これからどうする?働かないといけない。家事も全てやらなければならない。
正社員を目指すどころか目の前の生活だけで疲れ切ってしまいます。
年金がもらえない
正社員として働いていると強制的に厚生年金は徴収されます。
フリーターの場合、国民年金への加入がほとんどでしょう。
ただでさえ少ない稼ぎの中から15,000円以上の支払いが毎月ある。低所得者だから減免で減らすこともできます。でも、国民年金は基準額支払っていないともらえる金額も減らされます。
国民年金の受け取りは最短でも60歳で基準額の70%。
そもそも破綻しているかもしれません。死ぬまで働くフリーターになっているかもしれないですね。
結婚できない
女性にあるパターンですが、働くのではなく結婚就職するという方法があります。
パートナーが高収入である場合、相手の収入だけで生活することができますよね。
しかし、メリットばかりとは限りません。
職歴がなく、専業主婦(夫)で生活をしてきても何も技術はありません。熟年離婚を迎えた場合、再度フリーターに舞い戻ります。
それも、長年勤めてきていないため、長年フリーターをしてきた人よりも職歴がない。
長時間働ける場所はあるのでしょうか。この問題で悩んでいる女性は多いものですよ。
参考フリーターの女性で結婚就職を狙っている人に知ってほしい話
ローンが組めない
収入が安定しないのでまともにローンも組めません。教育ローンや住宅ローンなどには一定の年収が決められています。
審査が通らないと借りれません。
借りれるとすればクレジットカード会社のローンやフリーローンくらい。それでも、年収の3分の1なので、何かあった時にお金に困ることになります。
生活保護がもらえない。もらえても抜け出せない
非正規雇用の拡大、貧困層の増加で生活保護の受給は社会問題になっています。
もらいたくても受給資格のハードルが高くもらえていない人もいます。
今後は、どんどん厳しくなるでしょう。
2017年の衝撃的なニュースの一つに『2018年度の生活保護費減額』がありました。
生活保護費の見直しで、2018年度から受給世帯の3分の2が支給額を引き下げられることになったことを受け、対象となる単身高齢世帯や母子世帯からは「もう切り詰めようがない」「これ以上子どもに我慢させられない」と悲鳴が上がる。見直しを決めた厚生労働省の審議会委員からも「最低限度の生活を守れるのか」と疑問の声が上がっている。
生活保護世帯も増えているのでどんどん削減されて行くと思います。
さらに小難しい話ですが、生活保護に入るとなかなか抜け出すことができません。
社会福祉士の資格を持っている方に聞いた話ですが、以下のような出来事が起きているそうです。
- 生活保護を受給しており、将来の不安から生活を切り詰めて貯金をした
- 貯金額があった為に生活保護打ち切り
→医療費、税金を払う必要あり! - 生活出来ず生活保護再開
そなアホな…と思われるかもしれませんが、制度上どうしても、このような対応となってしまうそうです。
就職できれば良いのですが、なかなか難しいです。ダブルワークをしていたおじさんのような末路を辿るかもしれません。
まとめ
フリーターの末路は想像できましたか?
ここで焦って就職してもブラック企業ですぐにやめたくなります。
経験上、正社員になりたいんじゃないです。安定した生活がしたいんです。
だから、良い会社に入らなきゃ。
目的は、安定した生活。ここを忘れては行けません。
自分で探すことが難しいなら、就職支援サイトを活用しましょう。フリーター・既卒・第二新卒に特化したサイトで就活をお手伝いしてくれます。
一人で抱え込まないようにすることが大切ですよ。