フリーターは収入が低く、なかなか生活が安定しづらいものですよね。
1つのアルバイトだけでは生活が苦しいから、もう一つバイトを掛け持ちしようかな…と考えている人も多いのではないでしょうか?
確かにバイトを掛け持ちすれば、単純に収入が増えるので生活は安定しそうな気がしますよね。
でも、掛け持ちバイトってデメリットも多いんです。
安易な気持ちで掛け持ちバイトをしてしまうとむしろ逆効果…なんていうことも充分あり得る話です。
そこで今回は、掛け持ちバイトのメリットとデメリットについて考えてみました。
これから掛け持ちバイトをするべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
掛け持ちバイトのメリットはなに?
掛け持ちバイトをする事によって得られるメリットについて考えてみましょう。
一つのアルバイトに専念するのと違い、2つ以上のアルバイトを掛け持ちすることには、どんな利点があるのでしょうか?
所得が増える
2つ以上のアルバイトを掛け持ちすれば、当然のことながら収入が増えます。
そもそもお金を稼ぐのがバイトの目的ですから、所得が増えるのはフリーターにとって最大のメリットといえるでしょう。
例えば、メインのバイト先では週に4日しかシフトに入れなかったとします。
そんな時でも掛け持ちバイトがあれば、空いた時間を利用して働くことができますよね。
体力とやる気さえあれば、週6日~7日ほとんど休みなく働くことも可能ですし、働けば働いただけ収入がアップします。
出会いがある
バイト先が増えれば、それだけ出会える人数も多くなります。
気の合う友人ができるかもしれないし、もしかしたら恋に発展するような相手と出会えるかもしれません。
また、バイト先を通じてできたコネクションを活かして、就職につなげる人もいます。
様々なタイプの人間と関わることは、自分にとってプラスの刺激になることは間違いないでしょう。
新しい仕事を経験できる
一つのアルバイトを長年続けるよりも、バイトを掛け持ちした方が沢山の経験ができます。
特に、将来やりたい仕事が決まってない人には掛け持ちバイトがおすすめです。
なぜなら、様々なアルバイトを経験することによって、自分に合っている仕事を見つけられる可能性があるからです。
掛け持ちバイトのデメリットは多い
ここまではメリットだけを紹介してきたので、掛け持ちバイトに魅力を感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし、掛け持ちでアルバイトをすることは決してメリットだけではありません。
現実的に考えれば、むしろデメリットの方が大きいのです。
年末調整が必要になる
アルバイトを掛け持ちすれば確かに収入は増えますが、そうすると自分で確定申告をする必要が出てきます。
この確定申告というのは税務署で行うのですが、手間がかかるので経験のない人にとってはかなり面倒なものです。
面倒だからといって確定申告をしなければ、余分に税金を支払うことになりかねません。
確定申告は翌年の住民税額と直結していますので、国民の義務として必ずやらなければならないものなのです。
住民税が上がる
住民税をご存知でしょうか?
前年の所得に応じて課税されるもので多くのフリーターを悩ませる税金です。
詳しくは『フリーターの住民税は要注意。知らないでは済まされない話。※』にて紹介しています。※まだ住民税を支払っていない方は必ず読んでください。
年収と同時に税金も増えて結局、忙しくなっただけ…ということもありえます。(実際、ぼくはそうでした)
税金についても知っておいてください。
掛け持ちバイト最大のデメリットは働けなくなること
「掛け持ちバイトって楽しそう」と、安易に考えていませんか?でも、実際にやってみると辛い事の方が多いのが現実です。
まず大変なのが、体力面。
バイトを増やすということは、それだけ労働時間も長くなりますよね。そのうえ、掛け持ちだとシフト調整も難しく、ゆっくりと休む時間が少なくなってきます。
同じ日に2つのバイトをこなそうものなら、帰宅する頃にはもうヘトヘトになっているでしょう。
最初は楽しいかもしれませんが、1.2ヶ月もすれば体が悲鳴をあげてきます。最悪、体調を崩してバイトを休むことになるかもしれません。稼ぎたくて掛け持ちバイトをしたはずが、休んでばかりでは本末転倒ですよね。
体力に相当自信がある人でない限り、掛け持ちバイトはあまりオススメできません。
また、長時間労働で体を酷使することはケガにも繋がります。
例えば、引っ越しのバイトなら腰を痛める可能性がありますし、疲れている状態でトラックなどを運転すると事故を起こしてしまう可能性もあるのです。
体は一つしかないのですから、一度に2つの仕事はできませんよね。
複数のバイト先を駆け回って、移動時間を無駄にするのは本当に得策でしょうか?
それよりも、バイト先を1つに絞って、休まず働いた方が利口ではないでしょうか。
掛け持ちするくらいなら高時給の仕事を狙え
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という、ことわざがあります。
複数のバイトを掛け持ちして、どれも中途半端になるよりだったら、まずは1つのアルバイトに集中してみましょう。
バイトが1つでも、そのバイトの時給が高ければ良いのです。
高時給のアルバイトは体力的に辛いものも多いですが、それでも掛け持ちバイトをするよりは楽なはずです。
- 期間工
- パチンコ店
- 派遣
日払いや週払いに対応している会社も多いため、すぐにお金が欲しい人にはおすすめの仕事です。
また、1つのアルバイトに集中することで、バイト先からの評価が上がり時給アップに繋がることもあります。
時給が上がれば収入が増えますし、評価されるとやる気も出てきて働くのが楽しくなってくるでしょう。
まとめ
掛け持ちバイトはそれなりのメリット・デメリットがあります。
掛け持ちバイトをするくらいなら、正社員になった方が得策です。
正社員になれば固定給になりますし、年に1.2回ボーナスもあります。
昔に比べたら正社員になるための道は広がっています。選択肢として正社員を目指すことも検討してみてください。