就活の初期段階で自己分析をしましょうと伝える情報は多いですよね。しかし、フリーター就活において自己分析の優先順位は低いです。
むしろ、フリーターは自己分析に時間をかけると仕事選びの選択肢を狭めてしまう可能性があります。
この記事では、フリーターに自己分析がいらない理由と最低限やっておくべき内容をお伝えしたいと思います。
フリーターに自己分析が不要な理由
自己分析が不要な理由は
- 選択肢を狭める
- 適性は働いてからわかる
- 企業分析の方が重要
の3つです。
順番にまとめていきます。
自己分析は選択肢を狭める
自己分析を大雑把にいえば、
- 自分史の作成
- エピソードの掘り下げ
- 乗り換えた困難と得た教訓
- 強み
を整理することです。自分はどんな人間なのか知る。過去を振り返り価値観を探る作業ですね。
自己分析から始めた職業探しでは、自分の強みを決定づけてからのスタートになるので自ずと選択肢が狭くなります。
最も自分にあっている仕事が5社なら、順番に受けていきますが、全部落ちたときには「やっぱり正社員になれないのか」という絶望感を味わえます。
選択肢を狭めるだけなのでフリーターに自己分析はおすすめできません。
結局のところ働かなきゃわからない
役割によって仕事内容も変わってきます。
同じフリーターでも入ったばかりの新人スタッフと2,3年続けたスタッフでは役割が異なりますよね。
役割によって仕事内容は変わっていくものです。
アルバイト時代の新しい仕事の方が面白いってことありませんでしたか?
働いてみて初めて自分にあっていると気づきます。
同じようにこれまでやったことがない分野の仕事でも、覚えていくとフリーター時代の仕事よりも徐々に楽しくなります。
ライフスタイルの変化によっても合う仕事は変わってくるので、働いてみなきゃわからないんですよね。
自己分析よりも企業分析が先
自己分析をした結果から自分にあう企業を探す方法は選択肢を狭めるとお伝えしました。
では、どうすれば良いのか。それは、企業が求める人材に合わせてエピソードを用意していきます。
例えばリクナビNEXTで適当に求人を探してみると働く社員のインタビューがありました。
ここで欲しい人材像がある程度わかります。
- スポーツを行なっていると有利
- 「自分と向き合う、負けない」という経験があると良い
- 「切り替えトークがうまくできない」などの細かい点を改善し結果を出した経験があると良い
できれば、1年で〇〇さんのような店長になりたいと伝えるとより良いですよね。熱意が伝わるかと思います。
これが自己分析からスタートすると間違いなくゴールが遠くなってしまいます。
自分の自己分析から得た強み<<<企業も求める人材像です。
なので、求人情報(欲しい人材像)から自分が伝えられる経験はないか?を探していく方が手っ取り早いのです。
練習で3つ程度の求人で考えてみてください。欲しい人材像に合わせた強み・経験探しの方が「具体的な体験談」を見つけやすいです。
ゴールを定まっている方がやりやすいです。
最低限やっておくべき自己分析とは
ここまで自己分析はいらないとお伝えしていますが、大雑把にやっておくと役に立ちます。
第一段階として、
- 好きなこと
- 苦手なこと
- 興味があること
を紙に書き出しておくと一定の方向性は決めれます。
次に掘り下げで、「どうして好きなの(苦手)なの?」と掘り下げていきます。なぜ?を繰り返すうちに似たような価値観にたどり着くかと思います。そこが自分の本質部分となります。
パソコンで残したい場合は、Xmindというマインドマップのフリーソフトが役に立つので使ってみてください。
一例を挙げるとベストセラーの7つの習慣です。この本では、ミッションステートメントとして紹介されていますが、よほど読解力がないとわからないです。
完成度の高いものなら7つの習慣を実践すれば良いです。しかし、今回は、就活のための自己分析です。気楽に考えてください。
まとめ
極論をお伝えすると、採用活動している企業は、あなたには興味ありません。自社にあった人材かどうかを見極めるために採用活動をしています。
自己分析に1日以上かけてはいけません。
せいぜい1~2時間程度で暫定的な興味・関心・向いていそうな仕事を洗い出していきます。
ぼくは、この自己分析が原因で…自分の強みをゴリ押しで書類選考に書いて出していました。企業の求める人材像なんて無視ですよね。それは受からないわけです。
自己分析はもっと良いものを!と何度も繰り返せるのが特徴です…。無駄な作業を繰り返してきたのでフリーターがつまづくポイントだと思っています。
一番、良いのは就職shopやハタラクティブといった就職支援サービスの面談を受けることです。
初回の面談で自己分析のお手伝いをしてくれます。
参考フリーター就職サイトランキング!おすすめ転職エージェント
質問されて気づいた強みや経験がありました。自分一人であれこれ考えるよりも、話すことで整理されることの方がずっと多いです。
最後に繰り返しますが、自己分析はほぼ不要です。
求める人材には正解がありますが、自己分析には正解がありません。泥沼なので、気をつけてくださいね。