現在働いているアルバイト先から正社員になれる制度、正社員登用を活用して就職をしようと考えている人もいるのではないでしょうか。
フリーターから正社員になれるなら、「バイト先の仕事を頑張ろう。どんどん、仕事を覚えて正社員よりも働こう」とやっていた時期がぼくにもありました。
しかし、正社員登用制度には注意が必要となります。
実際の体験談をもとに、正社員登用の実態について紹介していきます。
正社員登用制度とは
契約社員やアルバイトなどの雇用形態から、正社員へと転換する制度のことです。たとえば契約社員として入社し、1~2年勤務したのち昇格試験などを合格したら正社員になれる、というようなケースが該当します。正社員になれば、より責任のある仕事やポジションにチャレンジできるようになったり、給与が上がったりする場合もあります。
(https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/8322/)
聞こえは良いのですが、バイト先によってかなり内容が異なります。正社員登用で受かりやすい企業と、ハードルの高い企業の傾向をまとめていくと…
正社員登用が多い企業
中小企業やフランチャイズ店などの社長が近い企業。
人事部がなく人事権を社長や管理者の推薦が考慮されやすい企業に多いでしょう。大手飲食チェーン店では、フランチャイズ店の方が”頑張り”を評価されやすくなります。
ここでの”頑張り”とは、休日出勤やサービズ残業などの労働力を高く評価される傾向があります。
就職試験も、面接ではなく社長と面談の1回で合否が決定する楽なものが多いです。
離職率が高く、入れ替わりが激しいため妥協して社員を企業をいくつか見てきました。
正社員登用へのハードルが高い企業
人事部をおかれている大企業のハードルが高い傾向があります。
いくら管理者に気に入られており推薦をしたとしても人事決定権は人事部にあります。
正社員登用で求められることは、正社員以上のパフォーマンスを発揮出来る人材であり、ある程度の業績、実績を求められます。
経験、即戦力となる人材を求められるため、面接では、人事部、エリア統括、社長と複数回行うことがあります。
特にその企業のみと盲目的に能力をつけ実績を積んだ場合でも、面接時の「なぜこの会社なのか?」と聞かれた際に他社と比較できず答えられないことが出てきます。
アルバイト先の「社員になったらどう?」は不幸になる
アルバイト先で店長などの管理者から「社員になったらどう?」と言われ続け目指した結果を紹介していきます。
店長「バイト頑張っているから社員目指したら?給料はいくらで良いぞ~!」
ぼく「そうかぁ、自分が期待されているなら正社員よりも頑張ろう!社員になるぞ!」と正社員を目指して頑張る。
思うように結果が出せない時には、
店長「社員になるんだろう?これくらいやれよ(サービス残業で)」
実際にこんな会話はありました。
では、2年後の採用試験ではどうだったでしょうか。
不採用です。
不採用になったあとは、「もう一回鍛え直してやるから」と休日出勤など、フリーターを良いように使われそうになりました。
まとめ
正社員登用は、頑張れば必ず社員になれるモノではありません。
正社員登用の道は制度としてはありますが、相当な努力が必要です。
どうしても、その企業に就職したいならと考えているなら、一度正社員になってから転職をした方が社会人経験が評価されて入れる確率も上がります。
フリーターでいれる期間も長くはありません。今からでも、遅くはないので就職活動を始めましょう。
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