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書類選考

フリーター就職の履歴書の書き方【応募前チェックリストあり】

フリーターが正社員へ就職を目指す際に、つまずくのが履歴書の作成ではないでしょうか。

アルバイト経験だけなので、職務経験が薄くアピールできる内容も限られてきます。他の転職者と比べて見劣りする可能性は高くマイナスからのスタートといえるでしょう。

しかし、このマイナス面がチャンスでもあります。フリーターにとって履歴書とは「社会人としての常識を見せる」チャンスです。

ここでは、採用担当者の見方から履歴書の作成方法を紹介していきたいと思います。履歴書の基本をおさえて書類選考を通過しましょう。

履歴書を提出する理由

フリーターの履歴書の書き方

そもそもなぜ履歴書を提出するのでしょうか?

履歴書とは、就職活動だけで使われる書類ではなく、雇用契約における本人情報確認のベース書類とされています。

履歴書に記載されている、『年齢・最終学歴・職歴・資格・住所』などから採用後の配属・職位・賃金の決定がされます。

さらに、保険手続きや労働者名簿などの元資料に活用されているのです。

そのため、履歴書は正確な情報であることが大前提となります。

虚偽の内容は発覚したら、正当な解雇理由となるため、正しく明記する必要があります。

特に気をつけたいことは簡単なミスです。

卒業年度、入退社年月などの数字のミス、資格名などの固有名詞の間違いは、故意的ではないにしろ虚偽表示と同等なため採用以前の問題となります。

採用担当者が履歴書でみること

履歴書の大前提として正確さが大切ということは理解できたかと思います。

この前提で採用担当者が見るものは「写真」と「文字」です。

履歴書の写真で印象が決まる

履歴書の写真は単なる証明写真と考えてはいけません。

採用担当者が一番最初に見るものが写真であり、応募者の第一印象を決めてしまいます。

スナップ写真を切り抜いて使用することは論外。これでは、お手軽な応募と考えられてしまいます。

スピード写真についても、同様です。「しっかりとした写真の準備が面倒なのか?」と思われてしまいます。

写真館での撮影は同じ人でも印象を大きく変えてくれます。

写真館で撮影した例: selfit

写真館で撮影した例: selfit

スピード写真より値段は高くなりますが、就職できるチャンスを逃すと大きな損失です。必要経費と考えて事前に準備しておきましょう。

フリーター履歴書の書き方の注意点

では、具体的な履歴書の書き方の注意点について解説していきます。

書類選考は基本的に2つステップ考えてください。

  1. 正しい書き方・構成で読まれないを回避する
  2. 書いている内容を深めて書類選考を突破する

書いている内容がどれだけ良くても書き方が間違って入れば読んでもらえません。

履歴書を読んでもらえる→興味を持ってもらえる→面接に呼ぶか!の流れです。

ダメな履歴書の例

解説を進めていく前にダメな履歴書の例から見ておきましょう。ツッコミどころに()をつけています。簡単な間違い探しだと思って考えてみてください。

ダメな履歴書の例履歴書

20XX年XX月XX日 現在※1

学歴・職歴
学歴※2
平成XX※1 3 XX高等学校 卒業※3
平成XX 4 XX大学 入学
平成XX 3 XX大学 卒業
職歴※2
平成XX 4 〇〇 XX店にてアルバイト※4
免許・資格
平成XX 8 普通自動車免許取得
志望動機

私は人を接することが好きで接客業のアルバイトをしてきました。この経験を活かせる営業職の御社※5を希望しました。

自己PR

アルバイト先で主婦・学生の全員をまとめるリーダーシップがあります。

簡単に作成しましたが、ダメなポイントを発見できたでしょうか?

履歴書の正しい書き方のポイント

文字が上手、下手ではなく、読みやすい文字を書いてあるかということに注目します。

文字で注意するべき点は以下の項目です。

  • 文字の大きさを揃える
  • 日付は提出日を記載する※1
  • 西暦・和暦は揃える※1
  • マルは正円で、丁寧に書かれている
  • 学歴・職歴は見やすく中央に書く※2
  • 学校名は正式名称で書く※3
  • 卒業・入学は見やすく合わせる※3
  • 職歴は「アルバイトとして勤務」と書く※4
  • アルバイト先の規模・役職があれば書く※4
  • 職歴は職務経歴書に書く内容を記載。(短期、無関係なものは記載する必要はありません)
  • 御社は間違え、貴社と書く※5

<注意点>

  • マル文字・傾斜文字などのくせのある字はNG
  • 空白がない
  • 誤字を修正液や二重線で消していない
  • 日付は提出日を記載する

読まれる履歴書の書き方の例

履歴書のポイントを押さえた書き方をしたものが以下の例です。※志望動機、自己PRは省略しています。

ダメな履歴書の例履歴書

平成XX年XX月XX日 現在
※提出日に合わせる

学歴・職歴
学歴
中央に寄せる
平成XX 3 〇〇市立XX高等学校       卒業
平成XX 4 〇〇私立XX大学 XX学部 XX科   入学
平成XX 3 〇〇私立XX大学 XX学部 XX科   卒業
卒業・入学を揃える
職歴
平成XX 4 〇〇 XX店にてアルバイトとして勤務
 従業員数:60名
 時間帯責任者として、部下の育成、売上管理を行う
現在に至る
以上

まずは読まれない履歴書を回避しましょう。

資格欄の取り扱いは注意が必要

フリーターから正社員を目指す場合、少しでもアピールできるものを書かなければならないと不安になってしまうかもしれません。

しかし、履歴書に記載する資格は注意が必要です。

資格はなんでも書いていいものではなくその応募企業との関連性のある資格のみを書くべきです。

自動車免許はどの会社でも必要性が高いので問題ありませんが、IT関連の企業を目指しているのに、アロマテラピー検定1級と書かれていても意味がわからないだけです。それならマイクロオフィススペシャリスト(MOS)を取得している方がマシでしょうし、意欲は評価されます。

つまり、資格はその企業へ入るために努力したこと、知識・技能があることを示す欄なのです。焦る気持ちを押さえて書かない選択も大切です。

もし、資格がない今勉強中ということであれば、『ITパスポート取得を目指して勉強中』と書くのも熱意を伝えるテクニックの一つです。

志望動機・自己PRでの注意点

志望動機での注意点は、正社員になる理由を明確にすることです。

採用担当者は、正社員にならなかった理由が気になっています。志望動機には、フリーターになった理由と今回正社員を目指す理由を明確に説明できなければなりません。

これは面接でも必ず聞かれる内容なので、履歴書で公表しておいた方が印象が悪くなりません。

参考フリーターの『就職しなかった理由』を聞かれたときの答え方

フリーターにはメリットもデメリットもあります。雇用の安定を志望動機とすればデメリットのみに焦点を当てるため、身勝手な印象を抱かせるだけです。

これまで経験したアルバイトの内容・経験からその会社を通して実現したいことをアピールするようにしましょう。

まとめ

フリーターから正社員になるための履歴書は応募の熱意を表します。

企業も会社の命運をかけて人材を探しています。

まずは、履歴書の第一印象を良くし"読まれない"という予選落ちを突破しましょう。

そこから、この会社に入りたいという熱意を伝えるようにしましょう。

これだけは注意したい応募前の履歴書チェックリスト

読まれる施策

ポイント NGならどう感じるか
写真は写真館で撮影しているか? 健康的・誠実そうに見えない
髪がはねてる。大丈夫かな…
西暦・和暦は揃っているか? ケアレスミスか…
注意力がないのでは?
正式名書で書かれているか? 仕事でも正確さがないかも
文字は丁寧か?マルは正円か? お客様に対して雑な仕事をしそう
誤字脱字はないか? お客様に対して雑な仕事をしそう

面接に呼ばれるための施策

チェックポイント NGならどう感じるか
資格は応募先にふさわしいものか? 本当にここで働きたいの?
資格を取ることが目的なのかな?
志望動機はありきたりではないか? 本当にうちに入社したいの?
己PRは企業の役に立つものか? うちに合わない人材かも

もし見直すポイントがあれば、出す前に書き直しておきましょう。

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