昔からフリーターから正社員の就職先はブラック企業しかないと言われてきました。
しかし、しっかりと求人を選べばフリーターでもホワイト企業への入社も可能です。
ぼくも当時、求人選びに失敗しブラック企業で働きすぐにやめてしまった経験がありますが…ホワイト系の会社に入社できました。
僕が入社できた会社は、月末近くは多少残業があるものの大型連休(GW、年末年始)・土日祝日に休みがあります。有給も何度か取得済みで、昇給・ボーナスもしっかりありました。
ブラック企業しか受からないと言われているフリーターがホワイト企業に入るためにはどうすれば良いのか?をお伝えできたらと思います。
ホワイト企業とは?
そもそもホワイト企業となんでしょうか。
簡単に言えば、働きやすい会社のことであり、ブラック企業の反対の意味合いで「ホワイト企業」と呼んでいます。
東洋経済では、新卒者向けに新卒3年後の定着率を一つの目安としてホワイト企業を紹介していました。
3年以上定着するわけですから、不満が少ないってことですよね。
転職利用者が多いリクナビNEXTのコラム『退職理由の本音ランキング』では確認すると次のように発表されていました。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
大きく分けると
- 人間関係
- 労働環境
- 給料体系
- キャリア形成
の4つがポイントになりそうです。(以前、勤めていたブラック企業は4つ全て当てはまっていました…)
正社員が定着するホワイト企業の特徴とは
正社員として長く安定して企業を見つけるポイントとして、福利厚生や取り組みに注目する方法があります。社員を大切にする姿勢があるかチェックしていきましょう。
福利厚生が充実している
- 住宅手当
- 社員の家族・配偶者の誕生日・命日に特別休暇
- 3年、5年ごとにリフレッシュ休暇
などがあります。実際、僕の勤めた会社では、誕生日休暇の文化が根付いていたので上司がスケジュールをブロックしてくれるほどでした。
有給消化率が高い
外資系の企業で多いのですが、部下の有給消化率も評価の指標として見なされているようです。
有給があってもブラック企業ではそもそも休めないので使えませんでした。休日をしっかり取れる点でも注目するポイントでしょう。
自己啓発の支援
資格取得奨励制度として通信講座費用、受験料を補助してくれます。資格取得後は資格手当をつけるなど、キャリアアップを支援してくれます。
最近では、月1万までのビジネス書の費用を負担してくれる会社も出てきました。
柔軟な働き方を支援
- フレックスタイムの導入
- ベビーシッター制度
- 育児休暇
- 時短勤務、時間外勤務免除
育児や介護などで働き方が多様化しており、会社側で働けるように配慮している傾向があります。
フリーターがホワイト企業に入社するには?
ホワイト企業に入社するためには、求人の選び方が重要です。
ホワイト色の強い求人を探すコツ
求人を探す方法は
- ハローワーク
- 民間の求人サイト
- 人材紹介会社
と大きく分けて3つの方法があります。
ここで使うべき求人は、フリーター向けの『就職エージェント(人材紹介会社)』です。
求職者を企業に紹介することで利益を出している会社なので、本気でフリーター就職に向き合ってくれます。
特に魅力的なのは、募集する背景が明確な企業しか掲載できない点です。
フリーター向けの人材紹介会社では、外食産業・アミューズメント系などのブラック色の強い会社や離職率の高い会社の求人をお断りしています。
ホワイト企業に入るためには、ブラック企業を除いた求人から選ぶことが最短ルートになります。
人材紹介会社でも使える地区・特徴があるので気になるものを使うことをおすすめします。
ハローワークはブラック企業ばっか
以前もブログ記事でハローワークについて書いていますが、利用することはおすすめしていません。
ハローワークは求人を無料で掲載できる上に、ハローワーク側も求人をしっかりと調査しません。
ハローワークの求人から2社入社が決まり勤めましたが、どちらもブラック企業でした。それも、求人票に掲載されている年間休日、給料は全く違うという結果です。
- 無料で載せられる
- 嘘の情報を書いても罰則がない
となっているため、ハローワークの求人自体が信頼度の低い情報です。
ハローワークの職員も非正規雇用の職員が多いので、求人を紹介する作業をしているようなものです。
じゃあ、ハローワークで就職する際に気をつけるにはどうすればいいのか。簡単な方法としては
- 会社をネット検索をする
- 面接で労働に関する情報を聞く
ハローワークで求人を出している会社は他にも低コストで出稿できる媒体に多数出しています。この場合は離職率が高く一年中求人を出している可能性があります。
ぼくの経験上、ひどい会社はサービス残業あるけど良い?と聞いてきたり、実力があれば…という話をします。
このような会社は避けるようにした方が無難でしょうね。
フリーターがホワイト企業への入社以前に知っておきたいこと
ここで注意しなければならないのは、自分に合わなければ…ホワイト企業でもブラックになるということです。
性格がルール重視なのに風通しが良い会社なら会いませんよね。それならルールがしっかりとしている会社の方がいいです。
アットホームな会社なのに、求めているのはドライで自由な働き方なら嫌になりますよね。
働くにしても相性があるってことです。
どの職場も良い面もあれば悪い面はあります。これまでの学校生活でも、アルバイト先でも自分の理想通りと言えるものはありましたか?
完璧な職場はないのでどこか妥協点を見つける必要があります。
ホワイトな会社を望んでいる!と言っても理想を並べていないか?と考えてみましょう。
フリーター ホワイト企業|まとめ
話は少し脱線しましたが、ホワイト企業はフリーターでも十分に可能性はあります。
ただ、会社と自分との相性が合わなければブラック企業のように感じてしまうこともあり得るので注意が必要です。
極論、働いてみないとわからないものですが、自分ではなかなか見つけられないものです。
人材紹介会社では「自分にどんな仕事があっているのか、わからない」という人にも支援をしています。ただ求人を紹介するだけではなく、相手の適正なども考慮してくれるので、より自分の理想に近い職場を知ることができます。
フリーター・既卒・第二新卒を専門に扱う人材紹介会社を紹介します。
無料で利用出来るので、ホワイト企業を目指す方はお立ち寄りくださいね。