正社員を目指すフリーターが悩む事の一つとして「書類選考が通らない」でしょう。
何通送っても不採用が続いてモチベーションが下がり、まるで社会不適格者のように感じる人もいるのではないでしょうか。
この企業に入りたい!働きたい!と思っても書類選考が通らなければ働くどころか面接にも進めません。
書類選考が通らないのであれば、何かしら履歴書や職務経歴書の中身に問題があるという事。それも、企業から教えてもらえるわけでもありません。
この記事では、フリーターの書類選考が通らないという悩みに対し、書類選考のポイントをまとめて紹介してきます。ぜひ、作成の参考にしてください。
フリーターで書類選考が通らないのは中身に問題あるから
書類選考とは、文字通り書類対象の選考のこと。その書類とは、履歴書と職務経歴書の2枚だけ。
書類選考で不採用という事は、応募した企業からダメ出しをくらったということです。つまり、落ちた実績のある履歴書と職務経歴書になるわけです。
書類選考で落ち続ける人の特徴として不採用になった書類を見本として、前回とほぼ同じ内容で次の応募先に提出するという行為をしています。
1社で通らないなら100枚書いても一緒です。モチベーション高くめげずに書き続けているなら、間違った努力をしています。今、やる事はたった一つ。
自分の応募書類を一から見直す。
では、具体的にどう言ったポイントが大切なのかを見ていきましょう。
履歴書は社会人としての常識を図るもの
履歴書での大切なポイントは見やすさ。
採用側は、社会人としての常識があるのか。本気で入社をしたいのか。という事を見ています。
「手書きか、パソコン作成か」という論議は必ず出てきます。非効率ながらも手書きを推奨する会社が多く、人間性を見抜こうとしています。
なぐり書きで書かれた履歴書を見ると「入ってから雑な仕事をしそうだなぁ」と懸念されてしまいます。
履歴書でのやってしまいがちなNGポイントをまとめておきます。作成時に活用してください。
履歴書のNGポイント
- 書類がヨレヨレである。
- コピー・ダウンロードした履歴書でペラペラ、ズレている、斜めに印字されている
- 誤字・脱字が多い。
- 西暦と年号表記が混在している
- 年齢と卒業年度などに間違いがある
- 文字が汚い。はしり書き、なぐり書き。
- 癖字がある。マル文字、傾斜文字、崩し字。
- 住所にハイフンなどが書かれている。(正式名称で書く)
- 履歴書に空白が多い
- スピード写真を利用している
こういった最低限のルールを守っているかを確認します。
履歴書は面接でも使用します。第一印象を決めるものなので、常識のある、見やすいものを作成しましょう。
履歴書の第一印象を決めるのは何?
あなたは人のツイッターやフェイスブックを見たときに一番最初に何を見ますか?
つぶいている内容?投稿された写真や動画?まぁ、見ますよね。
誰が発信しているのか見ませんか?プロフィール写真。ツイッターだと匿名性が高いのでキャラクター・イラストが多いですが、それでも見ますよね。それで印象変わりませんか?
就活に話を戻すと…
履歴書での第一印象を左右するのは、志望動機や職務経歴書の内容でもなく、写真!顔!
口角が上がっていると良いとか言われますよね。
まず、美人・イケメンは最強。海外の研究での統計結果もあり、容姿の良し悪しで経済格差が生まれています。
最近の調査結果だと、髪型でも差が出ます。
参考就活、面接官ウケする髪型はどれ? 資生堂が経験者に調査、傾向は…
清潔感が出るなら何でもやっておいた方が良いってことです。
スピード写真で撮っていませんか?写真屋なら見栄えが良いように修正してくれます。
マニュアル表現の志望動機は落ちる
志望動機は、その会社を選んだ理由、今後の目標が具体的に伝わる記述をする必要があります。
特にフリーターから正社員となれば「フリーターでも出来るんじゃないの?」と意地悪な質問も出てきます。
フリーターではいけない。正社員でなければ、この会社でなければいけない理由を自分の言葉で説明できなければ、とりあえず正社員になりたいだけなら他にいけば?と思われるのがオチ。
- 同業他社とは違う会社の魅力
- その会社だから実現可能な仕事や将来目標
- フリーターではいけない理由
この3つを満たし、採用担当者が納得出来る志望動機を作成できれば書類選考の通過率も向上するでしょう。
職務経歴書は役に立つ経験スキルがあるかを見るためのもの
フリーターでも職務経歴書は大切な武器となります。
これまで経験したアルバイトでの経験やスキルがいかに応募先の会社で役に立つかを売り込みましょう。
ここでも、やりがちな誤りが一つ。職務経歴書は自慢ではないということです。
輝かしい実績や知識などは会社は求めていません。オーバースペックな人材では扱いにくく必要ありません。
職務経歴書とは、職務経歴、知識・技能、転職理由・自己PRを簡潔に伝えるものです。
すべて最後の自己PRにつなげるための材料と考えてください。
職務経歴書で伝える事は一つ。
求人会社のニーズに合う人材です。採用したらこれまでの実績・経験・スキルを持って貢献できますよ。だから、採用してください。
採用担当者にもっと詳しく話が聞きたい。会ってみたい。と興味を持ってもらえることが大切です。上記のような自己PRを記載できれば、通過率は格段に向上するでしょう。
短期間で”落ちにくい書類”を書く方法
ここまでで書類選考のポイントをまとめてみました。
短期間で”落ちにくい書類”を書く方法があります。とても簡単なことなので、落ち続けている人は実践してください。
「人に見せる」です。
実際に誰かに見せていますか?アルバイト先の社員さんや友人でもいいです。最低限の誤字脱字の発見をしてくれるはずです。僕も恥ずかしくてとても見せられるような内容ではなかったです。しかし、一回の恥で得られるものは大きかったです。
さらに落ちにくい書類を作るためにプロの転職エージェントを活用することをおすすめしています。
プロの転職エージェントに書類を見せるメリットは以下のとおり。
- 求人会社の求めている人材像を知っている
- 募集背景を理解している
- 数多くの求職者の書類を添削した実績がある
もちろん、無料で見てもらえます。悩んでいる方は就職エージェントに相談をしてみましょう。