既卒者が就職活動する時、アルバイトをしながらが良いのか?あるいはバイトを辞めて就活一本に集中した方が良いのか?
悩ましい問題ですよね。
本腰を入れて就職活動をする場合、説明会や面接などでかなりの時間を拘束されてしまう為、バイトをしながらだと就職に不利だというイメージがあるかと思います。
さらに、就活中は精神的な負担も大きいので、アルバイトをしながらだと就活に身が入らないと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、実際はそんな事ありません。
むしろ、バイトをしながら就活をした方が良い結果に繋がることが多いのです。
この記事では「バイトしながら就活した方が良い理由」について解説していきます。
バイトしながら就活した方が良い理由3つ
インターネットで検索すると「バイトしながら就活すべき」という考え方と「バイトしないで就活一本に絞るべき」という考え方で、真っ二つに割れています。
どちらの意見もそれなりの背景があるかと思います。
でも、ぼくの経験上、バイトしながら就活をした方が絶対に有利です。
なぜバイトしながら就活した方が良いのか?その理由を、大きく3つに分けてご紹介します。
すぐに結果は出ない
一度でも就活を経験された方なら分かると思いますが、就職活動はやってすぐに結果が出るものではありません。
職探しを始めてから実際に働くまでには、
求人探し→書類選考→面接→合否連絡→実際に勤務
上記のような過程を踏まなければならず、これには1ヶ月から2ヶ月程度の期間はどうしても必要になってきます。
この1,2ヶ月程度の期間も、一人暮らしなら家賃・光熱費・食費などの経費は発生し続けます。さらに就活には交通費などの諸経費もかかるため、お金が必要になります。
就職活動の途中で生活費が無くなり、アルバイトに本腰を入れざるを得ない状況になってしまったら大変ですよね。
生活費に困ると、日払いで高収入のブラック企業に手を出すなど本末転倒する危険性もあります。
安定した就活を続けるためにも、バイト収入で生活を成り立たせることが大切なのです。
精神的に追い詰められる
就職活動中は時間を拘束されます。しかし、それでも毎日飛び回るほど忙しい訳ではありません。
説明会や面接は企業のスケジュールに合わせて行われますし、合否の連絡待ちなどで「何もすることがない」状況は必ず出てきます。
何もする事がないと余計なことを考えてしまったり、精神的にも不安定になってきます。
たった一度不採用になっただけでも、「もう駄目かもしれない…」などと悲観的になってしまう人は多いです。
アルバイトをしていれば、忙しさで気を紛らすこともできます。
仕事をしていればとりあえずの安心感はありますし、人と接することで「次、頑張ればいいや!」と前向きになれることもあるものです。
良い意味で『就活』と『アルバイト』の2つの世界を持つことが大切です。
空白期間は印象が悪い
履歴書に空白期間があると面接官からの印象は悪いです。
1.2ヶ月くらいなら問題ありませんが、半年~1年も空白期間があると、面接で「この期間は一体何をしていたんですか?」と絶対に突っ込まれてしまいます。
たとえアルバイトだったとしても、履歴書に空白期間があるよりはマシです。
仕事の実務経験は無いよりもあった方が良いですし、バイトしながら就活をした努力は自分のアピールポイントにもなります。
どんなアルバイトが良いのか
就活をメインで考えるなら、就活中であることに理解のあるバイト先が良いです。
就活中である事を伝えておけば、シフト調整の融通もききますし、採用が決まってバイトを辞めるときにも一定の理解が得られやすいです。
飲食店だと土日祝日は出勤可能、ディナータイム(19時〜22時)での時間なら短期間でも働き手が欲しい時間でもあります。逆に平日の昼間は主婦さんが働いてくれるからいりません。
この条件なら昼間に面接が入っても就活できますよね。そういったところを狙っていきましょう。
ちなみにぼくは、土日フル出勤。平日夕方から4時間程度の週5日働いても就活する時間はありました。
ちなみに、就活は自分一人で進めるとマジで地獄を見ることになるので、フリーター専門の就活サイトに相談しながら進めてください。
参考フリーター・既卒は人材紹介会社を使った就職が一番おすすめ
アルバイトを先にやめた方が良い人
アルバイトと就活を両立させる上で絶対に忘れてはいけない事があります。
あくまでもメインは就活であって、アルバイトは就職するまでの繋ぎだということ。
- バイト先の仲間の頼みを断れずシフトを増やしてしまった。結果、忙しくて就活どころではない。
- バイト先の状況がヒドくて自分がいないとやっていけない気がする。あと一年くらいは…。
- アルバイトでもそれなりに稼げるし気楽だから、もうしばらくアルバイトのままで良いや。
こんな風に、その場の空気に流されていませんか?ぼくは流されてきました。
これでは本末転倒ですよね。
就活をする=正社員になるを決めたわけですから、どこかで決める必要があります。
できれば「必ず○月までには正社員になる」という期限を決め、具体的な目標を持ちましょう。
もし周りに流されてしまいがち…。周りから助けを求められたら、ついついやってしまう。そんな方は先にアルバイトをやめた方が良いです。
どこかでドライにならないとズルズル過ごすことになります。バイト先やバイト仲間のことより自分の人生を優先させてください。
そして、次にアルバイト先を決めるのではなくすぐに就職できる方法で就活を進めてください。
アルバイトと就活は両立しよう
バイトしながら就活するのは、体力的にもスケジュール管理の面でも大変です。
不安がある人は就活することを理由にバイト日数を週に2.3日くらいに抑えてくださいね。では、頑張ってください。